ゼップバウンドとマンジャロの違い|保険適用になる条件を解説

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ゼップバウンドとマンジャロの違いについて紹介します。

2024年に新しく登場したGIP/GLP-1受容体作動薬のゼップバウンド

従来のGLP-1受容体作動薬より高い体重減少効果が期待できるとあり、気になっている人もいると思います。

マンジャロと何が違うの?

保険診察できるか知りたい

そこで本記事では、ゼップバウンドとマンジャロの違いについてまとめました。

結論からお伝えすると、ゼップバウンドとマンジャロは同じ有効成分ですが、適応症と目的が異なります。

ゼップバウンドが肥満症、マンジャロが2型糖尿病の治療に使用するものです。

記事内ではゼップバウンドの体重減少効果や副作用、保険適用になる条件についても詳しく解説しているので、ゼップバウンドが気になっている方は参考にしてください。

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この記事の監修医師

新千歳クリニック医療ダイエットコラムサイトは医学的、専門的な内容のため新千歳クリニック理事長の宮井保尚監修の元制作しております。

経歴:久留米大学医学部医学科卒業

資格:日本整形外科学会認定専門医、日本整形外科学会認定リハビリ医日本リハビリステーション学会専門医、日本人工関節学会認定医

所属:日本美容皮膚科学会

当院のメディカルダイエット内服薬

新千歳クリニックではメディカルダイエット内服薬としてリベルサス、ゼニカルを取り扱っております。

医師の指導の元適切な用法用量を守って服用いただくことでダイエット、肥満症改善に効果が期待できます。処方をご希望の方はお気軽にご連絡ください。
※新千歳クリニックではオンライン診療は受け付けておりませんのでご注意ください。

クリニック名新千歳クリニック
住所〒066-0026 北海道千歳市住吉4丁目2−3
アクセス千歳駅から車•バス8分「青葉中学校前」停 徒歩1分
無料駐車場 40台
電話番号0123-22-8600
Web予約Web予約はこちら
カウンセリング料金(30分)1,100円(税込み)
リベルサス 3mg 30錠7,400円(税込み)
リベルサス 7mg 30錠16,700円(税込み)
リベルサス 14mg 30錠29,000円(税込み)
ゼニカル 1シート 21錠7,700円(税込み)
目次

ゼップバウンドは、2024年に登場したGLP-1系の新しい肥満治療薬です。

GLP-1とGIPの両方に働く注射薬で、従来の肥満治療薬と比べて体重減少効果が高いのが魅力です。

まずは、ゼップバウンドがどのような薬なのか解説していきます。

2024年に製造販売が承認された新薬

ゼップバウンドは2024年にアメリカで製造販売が承認された最新の肥満症治療薬です。

2025年には日本でも承認され、4月から販売が開始されています。

「チルゼパチド」を有効成分とし、インスリンの分泌を促す「GIP(胃抑制ポリペプチド)」「GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)」という2つのホルモンに同時に作用することが特徴です。

食欲を抑制し、脂肪燃焼、血糖値や代謝の改善を促進することで高い体重減少効果が期待できます。

従来の肥満治療薬に比べて高い安全性と効果が期待できる

それまで日本で主に使用されてきた肥満治療薬には下記のようなものがあります。

  • 食欲抑制薬(中枢神経に作用:サノレックスなど)
  • 漢方薬(効果が穏やか:防風通聖散など)
  • GLP-1受容体作動薬(セマグルチド:ウゴービなど)

GLP-1受容体作動薬が登場する以前は、サノレックスなど神経に作用する薬がダイエット薬の主流でしたが、このような神経に作用する薬は依存性や副作用のリスクがあり厳しく制限されていました。

その後ダイエット目的で取り入れられるようになった漢方は、効果は穏やかながら副作用の心配が少ない一方で、体質に合わないと効果がないというデメリットも。

近年注目されているウゴービやリベルサスと言ったGLP-1受容体作動薬は体重減少効果が高いことが魅力ですが、新薬であるゼップバウンドはGLP-1だけでなくGIPにも作用するため、GLP-1単体より高い減量効果が期待できます

ゼップバウンドの副作用はゼロではありませんが、重篤な副作用は比較的稀とされていることにくわえ、臨床試験で一定の安全性が確認されているのもポイントです。

ゼップバウンドの有効成分「チルゼパチド」は、ダイエット薬として注目されているマンジャロと同じ成分です。

成分は同じですが、適応症と目的が異なり、同じ成分でも使う目的と使える人が違います。

ゼップバウンドとマンジャロの違いをまとめたので確認しておきましょう。

成分はマンジャロと同じ「チルゼパチド」

ゼップバウンドとマンジャロは、どちらも「チルゼパチド」を有効成分とするGIP/GLP-1受容体作動薬です。

同じチルゼパチドでも、適応症(どのような病気に効くか)や、用量、目的に応じて薬の名前や分類が変わります。

ゼップバウンドとマンジャロもまさに適応症と目的が異なるため、同じ成分でも違う薬として扱われているのです。

GLP-1・GlPの両方に作用

ゼップバウンドとマンジャロの有効成分であるチルゼパチドは、食事をすると腸から分泌されるホルモンであるGLP-1GIP両方に作用します。

GLP-1はインスリンの分泌を増やすことで血糖値を下げるほか、胃の動きを遅くすることで食欲を抑制し、GIPはインスリン分泌を促すだけでなく脂肪の代謝にも関係します。

いずれも体重や血糖値のコントロールに欠かせない重要なホルモンです。

【比較】適応症と目的に違いがある

ゼップバウンドとマンジャロは有効成分や用量・投与方法は同じですが、適応症と使用の目的が異なります。

具体的にどのように違うのか一覧にまとめました。

ゼップバウンドマンジャロ
有効成分チルゼパチドチルゼパチド
適応症肥満症の治療2型糖尿病の治療
目的体重の減少・食欲抑制血糖値のコントロール
投与の仕方皮下注射(週1回)皮下注射(週1回)
用量2.5〜15mg2.5〜15mg

ゼップバウンドは肥満症の治療薬として、マンジャロは2型糖尿病の治療薬として承認されています。

ゼップバウンドは肥満や肥満症など体重管理が必要な人が、体重を減らすことを目的に使用します。

一方で、マンジャロは2型糖尿病患者といった血糖コントロールが必要な人が、血糖値を下げることが目的です。

どちらも同じ成分ですが、使う人と目的に合わせて区別されています。

ゼップバウンドの体重減少効果について

ゼップバウンドの体重減少効果を知るために、「SURMOUNT-J試験」という臨床試験の結果を紹介します。

体重減少率と減少した人の割合などの結果から、ゼップバウンドは従来の肥満治療薬と比べても非常に高い減少効果を持つことが示されました。

以下で試験結果を詳しく紹介します。

【SURMOUNT-J試験】72週で17~23%の体重減少が期待

ゼップバウンドの体重減少の効果は「SURMOUNT-J試験」で確認されています。

SURMOUNT-J試験とは、日本人の肥満症患者を対象に、ゼップバウンド(チルゼパチド)の効果と安全性を検証した臨床試験のことです。

この試験では、特定のBMI基準と肥満に関連する健康障害をもつ日本人肥満症患者を対象に、72週間継続してゼップバウンドを投与したところ、以下のような体重減少がみられたと報告があります。

用量ごとの平均体重減少率(投与量:平均体重減少率)

  • 10mg:体重の約17%減少
  • 15mg:体重の約23%減少

(参考:ゼップバウンドの国内第3相試験(SURMOUNT-J試験)の結果は? | 医療関係者向け – 日本イーライリリー株式会社

17〜23%という減少率は肥満治療薬としては国内でも高い水準にあたり、この結果から肥満治療薬の中でも非常に高い効果があり、長期にわたって安定した減量効果が見込めることが示されています。

体重が5%以上減少した人の割合は約95%

SURMOUNT-J試験では、上記の減少効果にくわえて「体重の5%以上減少を達成した人の割合が約95%」という高い達成率も注目されています。

「体重の5%以上の減少」というのは、肥満症関連の疾患改善に大きく関わる基準とされています。

下記は、肥満症の減量目標です。

肥満症の減量目標

  • 肥満症(BMI25以上35未満の場合):現体重の約3%
  • 高度肥満症(BMIが35以上):現体重の5~10%

(参考:日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン」

減量目標を見てわかる通り、肥満症患者の体重5%減少というのは臨床的に大きなポイントとなりますが、試験結果ではこの基準を多くの人がクリアしていることになります。

体重の5%以上減少した人が95%、さらに10%以上減少した人の割合も80%を超えていることから、ゼップバウンドが医学的にも効果のある治療薬だという根拠が示される形となりました。

ゼップバウンドの一般的な副作用

ゼップバウンドの副作用は消化器系の症状がほとんどで、投与初期に見られる傾向があります。

まれですが重篤な副作用のリスクもゼロではありません。

安心して使用するためにゼップバウンドの副作用について理解しておきましょう。

多く報告されているのは消化器系の症状

ゼップバウンドの副作用については、下記のような胃腸など消化器系の症状が多く報告されています。

  • 吐き気
  • 下痢
  • 便秘
  • 胃のむかつき
  • 膨満感 など

これらの症状は、使用開始から初期の段階によく見られる傾向があります。

使用を続けていくうちに、体が薬に慣れて徐々に気にならなくなりますが、治まらない場合は注意が必要です。

初期段階から症状が強い場合や、なかなか治まらない場合は医師に相談してください。

重篤な副作用のリスクもある

ゼップバウンドによる重篤な副作用は稀とされていますが、リスクがないわけでなありません。

具体的に、下記のような副作用の危険性があります。

  • 膵炎
  • 胆のう炎や胆石など胆のう関連の疾患
  • 低血糖
  • アレルギー反応(じんましんなど)

特に既往歴がある人や、服用している薬がある人はリスクが高いので必ず医師に伝えましょう。

ゼップバウンドは、副作用のリスクを下げるために低用量から投与を開始し徐々に増やしていく投与パターンを取っています。

万が一、腹部の激痛や吐き気、発熱が生じた場合にはすみやかに受診してください。

医師の説明をしっかり理解したうえで使用し、違和感を感じた場合は必ず医療機関を受診しましょう。

ゼップバウンドが保険適用になる条件

現段階ではゼップバウンドを保険適用するには厳しい条件があり、かつ限られた医療機関でしか処方ができません

とはいえ、自由診療の場合は高額になる可能性があり、医療機関の選択も少ないためマンジャロの使用も視野に入れるといいでしょう。

ゼップバウンドの保険適用の条件について見ていきましょう。

保険適用になる条件は厳しく設定されている

2025年6月時点、ゼップバウンドが保険適用になる条件は厳しく設定されています。

ゼップバウンドは、以下の条件とBMI基準を満たしている肥満症患者に対してのみ保険適用となります。

保険適用の条件
  • 高血圧、脂質異常症又は 2 型糖尿病のいずれか 1 つ以上の診断をされていて、BMI基準のいずれかを満たしていること
  • 適切な食事療法および運動療法を施しても十分な効果が得られない患者であること
  • 高血圧や脂質異常症、2型糖尿病などの持病に対して、薬も含めた適切な治療がきちんと行われている患者であること

BMI基準は下記のいずれかを満たしていなければなりません。

BMI基準(いずれか)
  • BMIが35 kg/m2以上
  • BMIが27 kg/m2以上であり、以下の肥満関連健康障害を2つ以上有する

【肥満関連健康障害】

  • 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
  • 脂質異常症
  • 高血圧
  • 高尿酸血症・痛風
  • 冠動脈疾患
  • 脳梗塞
  • 非アルコール性脂肪性肝疾患
  • 月経異常・不妊
  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
  • 運動器疾患
  • 肥満関連腎臓病

参考:厚生労働省「最適使用推進ガイドライン チルゼパチド」

条件を見てわかる通り、現時点ではゼップバウンドを保険適用できる条件は限定的です。

新薬で安全性や効果の実績が少ないこともあることにくわえて、乱用リスク防止のためにも専門機関や医師による管理が欠かせないことなどが理由として考えられます。

今後、安全性や効果の実績が増えてくれば条件が変わる可能性もありますが、現時点で保険適用でゼップバウンドを使用するのは難しいと言えるでしょう。

クリニックでの保険診療の処方は難しい

ゼップバウンドを保険診療で処方する施設は、下記の条件を満たしている必要があります。

  • 内科系の診療を行っている医療機関である
  • 既定の学会から「教育研修施設」と認定されている
  • 高血圧、脂質異常症又は 2 型糖尿病や肥満症の診療を熟知している専門医がいる
  • 常勤の管理栄養士による栄養指導が可能な施設である

これらの条件から、現時点でのゼップバウンドの処方は総合病院や大学病院と言った施設が中心です。

保険診療で処方できる医療機関も限定的となるため、現状ではクリニックでの処方は厳しいでしょう。

自由診療ならマンジャロがおすすめ

ゼップバウンドを保険診療ではなく自由診療で使用する場合、費用が高額になることが予想されます。

ダイエットを目的に自由診療で使用する場合、価格と購入のしやすさからでマンジャロの方がおすすめです。

ほかにも、自由診療ならマンジャロの方がおすすめという理由はいくつかあります。

  • ゼップバウンドより安価で購入できる
  • 取扱いクリニックが多い
  • 症例が多いため安心
  • 副作用の心配もゼップバウンドと比べ低い

厚生労働省の薬価基準リストによると、例えばゼップバウンド2.5mgは1本あたり3,067円ですが、マンジャロ2.5mgは1本当たり1,924円とおよそ1,000円程度差があります。

各用量1,000円~2,000円程度の差があるものの、これはあくまで薬価のみの比較なので実際はさらに高値になる可能性も。

また、ゼップバウンドの方が高い効果が期待できる一方で、使用実績が少なく、副作用や安全性に対するデータはまだ多くありません。

現段階では、価格と効果を考慮すると信頼できるクリニックを選んでマンジャロを処方してもらうと入手しやすいでしょう。

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診察時間水~金
10:00〜14:00
15:00〜19:00
※14:00〜15:00は休憩
土日祝
10:00〜18:00
※クリニックにより変動あり
2.5mg22,400円~
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5mg47,700円~/4本
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7.5mg66,200円~7/4本
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ゼップバウンドマンジャロ違いのよくある質問・Q&A

マンジャロが日本で承認されたのはいつですか?

日本では2022年9月26日に2型糖尿病の治療薬として承認されました

マンジャロは2022年5月にアメリカで、世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬として承認され、同年9月に日本でも承認を取得。

日本イーライリリー株式会社が製造販売承認を取得し、田辺三菱製薬株式会社が販売および流通を担当しています。

2023年4月18日から販売を開始しています。

マンジャロが保険適用になる条件は何ですか?

2型糖尿病の治療薬として、特定の条件を満たす場合に健康保険の適用を受けることができます。

保険適用の条件は以下の通りです。

  • 医師による2型糖尿病の診断
  • 食事、運動療法を行っても血糖値のコントロールが不十分であること
  • 他の治療薬(経口血糖降下薬やインスリン)では十分な効果が得られない場合
  • 医師の判断

肥満治療やダイエット目的での使用は保険適用外の自由診療になります。

ゼップバウンドの禁忌はありますか?

ゼップバウンドにはいくつかの禁忌があります。

禁忌は以下の通りで、当てはまる場合は投与はしないでください。

  • ゼップバウンドの成分に対し過敏症の既往歴がある
  • 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者
  • 2型糖尿病を有する患者における重症感染症、手術等の緊急の場合

特に既往歴や服用薬がある場合は、必ず医師に相談するようにしてください。

まとめ

ゼップバウンドとマンジャロは、いずれも「チルゼパチド」を有効成分とするGIP/GLP-1受容体作動薬ですが、適応症と目的に違いがあります。

ゼップバウンドは体重管理が必要な肥満症の人向け、マンジャロは血糖コントロールが必要な2型糖尿病患者向けに使われる薬です。

現在はゼップバウンドの保険適用の条件は厳しく、処方できる施設は限定されています。

そのため、自由診療でGIP/GLP-1受容体作動薬を手軽に始めるのなら、価格と入手しやすさからマンジャロがおすすめです。

薬の違いをしっかり理解したうえで、自分に合う方法でGLP-1ダイエットを試してみてください。

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この記事を書いた人

新千歳クリニックは整形外科、外科手術、リハビリテーションを完備しているクリニックになります。お身体に不調がある方はお気軽にお問い合わせください。