薄毛や禿げは加齢とともに発症しやすい症状ですが、近年はストレス社会や生活習慣の乱れによって、20代・30代でも悩まされる人が増えています。
禿げやすい人にはどのような特徴があるの？
薄毛の予防や対策をするにはどうすれば？
本記事ではこうした疑問を持つ方のために、薄毛の前兆・禿げやすい人の特徴・予防方法・症状が進行した場合の対処法などについて解説します。
禿げやすい人には、ストレスや遺伝、生活習慣などが影響しています。
しかし、禿げは日頃のケアや生活習慣、適度な運動によって予防することが可能。
症状が進行してしまった場合は、育毛剤・植毛・オンラインクリニックの処方薬が有効です。
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新千歳クリニックAGAコラムサイトは医学的、専門的な内容のため新千歳クリニック理事長の宮井保尚監修の元制作しております。
経歴：久留米大学医学部医学科卒業
資格：日本整形外科学会認定専門医、日本整形外科学会認定リハビリ医、日本リハビリステーション学会専門医、日本人工関節学会認定医
所属：日本美容皮膚科学会
当院のAGA外来
新千歳クリニックではAGA治療薬としてフィナステリド錠、デュタステリド錠、ミノキシジル配合外用液を取り扱っております。
薄毛・抜け毛にお悩みの方はお気軽にご相談ください。
| クリニック名 | 新千歳クリニック |
|---|---|
| 住所 | 〒066-0026 北海道千歳市住吉４丁目２−３ |
| アクセス | 千歳駅から車•バス8分「青葉中学校前」停 徒歩1分 無料駐車場 40台 |
| 電話番号 | 0123-22-8600 |
| Web予約 | Web予約はこちら |
| カンセリング料金（30分） | 1,100円（税込み） |
| フィナステリド1箱28錠 | 3,740円（税込み） |
| デュタステリド1箱30錠 | 4,070円（税込み） |
| ミノキシジル配合外用液 | 5,550円（税込み） |
禿げる人の前兆と見分け方
禿げには必ず「前兆」があります。
ただ、初期段階では自分では気づきにくいため、見逃してしまうケースが非常に多いもの。
そこで、早期発見・早期対策に役立つよう、禿げる前兆と見分け方を詳しく解説していきます。
つむじ周辺の薄毛が目立つ
最も分かりやすい前兆のひとつが、つむじ周辺の薄毛です。
- つむじ部分の地肌が透けて見えるようになった
- 分け目を変えた際の地肌の面積が広くなった
これらに当てはまる場合は、AGA（男性型脱毛症）の可能性があります。
髪のボリュームが減ったと感じたら、当てはまるものがないかチェックしておきましょう。
抜け毛が増える
日常生活の中で、抜け毛の量が目に見えて増えてきたら要注意。
正常な抜け毛の本数は1日50～100本程度ですが、枕・洗面所・バスルームの排水口などに抜け毛の溜まりが目立つ場合、ヘアサイクルが乱れている可能性があります。
特に、短くて細い抜け毛が増えたら、髪が十分に成長する前に抜け落ちている証拠です。
禿げはじめている人のおでこは3パターン
禿げの初期段階では、おでこの生え際にも顕著な変化が現れます。
禿げ始めた人のおでこは、主に「M字型」「U字型」「I字型」の3パターンに分類されます。
- M字型：こめかみ部分から後退し、生え際がM字に見えるパターン
- U字型：前頭部全体が後退し、広範囲に渡って髪が薄くなるパターン
- I字型：中央部分が一直線に後退していくパターン
いずれの型も、放置すれば次第に進行スピードが加速していくため、早めの対応が肝心です。
おでこが広いだけの人と禿げている人の違いは？
「おでこが広い」と感じたとき、それが単なる生まれつきなのか、薄毛が進行している状態なのか気になる方は多いでしょう。
禿げる人のおでこには、次の3つの違いがあります。
- 生え際の形の違い：特に左右の額のM字部分から後退しているかどうか
- 抜け毛の量の違い：洗髪時や朝起きたとき、明らかに抜け毛が目立つかどうか
- 髪の密度・ボリューム感の違い：前頭部全体の髪が薄く、ボリュームが失われているかどうか
これらに当てはまる場合は薄毛が進行している証拠なので、早めに治療を始めましょう。
禿げやすい人の特徴
禿げには、さまざまな要因が関係しています。
ここでは、禿げやすい人の特徴・共通点について詳しく解説していきます。
ストレスが多い
強いストレスを受けると自律神経が乱れ、血流が悪化します。
その結果、頭皮への栄養が不足して毛髪の成長に大きな悪影響を及ぼします。
さらに、ストレスはホルモンバランスも崩すため、ヘアサイクルが乱れて抜け毛が増える要因に。
慢性的なストレスを抱えている方は、適度な運動や趣味の時間を作るなど、意識してリフレッシュをすることが重要です。
家族に禿げている人がいる
遺伝は禿げやすさに大きな影響を与える要素です。
特にAGAは、母親・父親・祖父・祖母など近い親族の家系に薄毛の人が多い場合、自分も発症する可能性が高まります。
ただし、必ずしも遺伝だけで決まるわけではありません。
生活習慣の改善や正しいヘアケアを続ければ、症状の進行を大きく遅らせることが可能です。
生活習慣が乱れている
不規則な生活は、毛髪にも悪影響を及ぼします。
特に、睡眠不足や栄養バランスの乱れは毛髪の健康を著しく損なう原因となります。
下記がその理由です。
- 夜更かしが続くと成長ホルモンの分泌が妨げられ、毛髪の修復・再生が追いつかなくなる
- 栄養が不足すると新しい髪を作る材料が足りなくなってしまう
心当たりのある方は、まずは生活習慣の改善から始めましょう。
血行不良
頭皮の血流が悪いと、毛根への栄養供給が滞り、毛髪の成長が妨げられます。
血行不良の主な原因となるのは、運動不足・喫煙・肩こり・冷え性などです。
特に首・肩周りの凝りが慢性化している方は、頭皮に直結する部分の血流が妨げられてAGAを引き起こしやすいため要注意。
たとえば次のような対策が有効なので、取り入れてみてください。
首・肩周りの凝りを解消するための対策例
- デスクワークが多い場合は、猫背にならないように姿勢に気をつける
- こまめにストレッチをする
- 湯船につかって血流を促進する
- 自分に合った枕やマットレスを使う
- マッサージ器で凝りをほぐす
首や肩を動かした際にゴリゴリと音が鳴ったり痛みがある場合は凝っている証拠なので、セルフチェックをしてみると良いでしょう。
頭皮環境が悪化している
頭皮の乾燥・皮脂の過剰分泌・フケ・かゆみなどは、AGAの発症リスクを高める要因となります。
不衛生な頭皮環境を放置すると毛穴詰まりを引き起こし、健康な髪が育ちにくくなるからです。
入浴の際は、毛髪の根元からしっかりと洗うように意識しましょう。
飲酒・タバコ
飲酒とタバコも、禿げやすさに直結する要因の一つです。
下記がその理由になります。
- 過剰な飲酒は肝機能を低下させて栄養の代謝を妨げ、ホルモンバランスも乱すことで毛髪の成長を阻害する
- 過剰な喫煙は血流を悪化させて毛根への酸素と栄養の供給を妨げ、毛髪の成長を阻害する
可能な限り量を減らし、できれば禁酒・禁煙を目指しましょう。
薄毛の予防・対策について
薄毛は進行する前に予防することが重要です。
進行してから対処するよりも、初期段階で適切なケアをおこなえば、健康な毛髪を維持できる可能性が高まります。
ここでは、日常生活の中で取り入れられる具体的な予防法と、すぐに実践できる対策について紹介していきます。
ヘアケアとシャンプー選びを見直す
日頃のヘアケアをする際は、適度な保湿をおこなうとともに、低刺激なアイテムを使用しましょう。
また、シャンプーも洗浄力が強すぎるものを使うと頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥や炎症の原因になります。
アミノ酸系シャンプーや、低刺激タイプのシャンプーを選ぶのが理想です。
タバコやアルコールを減らす
タバコとアルコールは頭皮への栄養の代謝やホルモンバランス、血流を悪化させて薄毛リスクを高めます。
完全にやめるのが理想ではありますが、いきなり禁煙・禁酒は難しい人も多いかもしれません。
その場合は、まずは量を減らすところから始めましょう。
「平日は控えめにする」「あらかじめ量を決めておく」など、無理のない範囲で工夫してみてください。
マッサージをしながらシャンプーをする
頭皮マッサージは頭皮への血流改善に直結するため、シャンプーの際に取り入れるのがおすすめです。
指の腹で頭皮を優しく押し上げるようにマッサージすると、毛根に栄養が届きやすくなります。
特に、頭頂部や前頭部は血行が悪くなりやすい場所なので、重点的にケアすると良いでしょう。
生活習慣を正す
睡眠時間をしっかりと確保し、栄養バランスの取れた食事を心がけることは、薄毛予防に直結します。
特に、次の栄養素は毛髪の成長を促すので、普段の食事に意識的に取り入れるようにしましょう。
毛髪の成長を促す主な栄養素と食品例
- タンパク質（肉・魚・卵・大豆製品など）
- ビタミンB群（レバー・ナッツ類・卵黄・バナナなど）
- 亜鉛（レバー・赤身肉など）
- ビタミンE（ナッツ類・アボカドなど）
また、夜更かしを控え、毎日同じ時間に寝起きする習慣を作ることで、ホルモンバランスが整いやすくなります。
適度な運動
適度な運動を取り入れると血行が良くなり、頭皮への酸素供給がスムーズになります。
1日15分程度の軽いウォーキングやジョギングを取り入れるだけでも違いが出てくるので、ぜひ実践してみてください。
薄毛の対処方法
もし薄毛がすでに進行してしまった場合でも、自分に合った方法を選べば見た目を大きく改善することが可能です。
ここでは、代表的な薄毛対策について詳しく解説します。
育毛剤を使用する
市販されている育毛剤には、頭皮環境を整えたり、毛母細胞の活性化を促したりする成分が配合されています。
特にミノキシジル配合の育毛剤は発毛効果が認められており、多くの人が使用しています。
ただし、育毛剤はすぐに効果が出るわけではなく、最低でも3ヶ月から半年は継続することが必要です。
自毛植毛手術をする
自毛植毛とは、自分自身の後頭部など薄毛になりにくい部分の毛髪を、薄くなった部分に移植する治療法です。
この治療法には次のメリット・デメリットがあります。
| メリット | ・1回の治療で効果がある ・一度定着すれば、その後は自然に伸び続ける |
| デメリット | ・手術費用が高額になる ・ダウンタイムが数日〜1週間程度必要 |
費用やダウンタイムがネックになりやすいものの、定着率が高く、自然な仕上がりが期待できます。
確実な効果を求める人には非常に人気がある治療法です。
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禿げやすい人についてよくある質問
よくある質問を次にまとめたので、参考にしてください。
女性の場合で禿げやすい人の特徴は何ですか？
女性の場合、禿げ方は男性とは異なり、全体的に髪が細くなってボリュームが減る「びまん性脱毛症」が多く見られます。
特に更年期に入る40代後半以降は、ホルモンバランスの変化により薄毛リスクが高まります。
また、極端なダイエット・ストレス・貧血なども女性の薄毛の大きな要因です。
禿げてる人に性格は関係ありますか？
性格と禿げの直接的な因果関係は科学的に証明されていません。
ただし、几帳面すぎる・完璧主義・神経質など、ストレスを溜め込みやすい性格の人は、結果的に薄毛リスクが高まる傾向があります。
ストレスは血行不良を招き、ヘアサイクルを乱す要因となるため、日頃からリラックスする時間を意識的に持つことが大切です。
20代で禿げてきた原因はなんですか？
20代の若さで薄毛が進行してしまう原因は、遺伝とホルモンバランスです。
この場合は生活習慣を改善しても自然治癒は難しい場合があるので、早めにAGA専門クリニックで相談しましょう。
禿げてる人は男性ホルモンが多いから？
男性ホルモンが多いから禿げるというわけではありません。
正確には、テストステロン（男性ホルモン）が5αリダクターゼという酵素によってDHT（ジヒドロテストステロン）に変換されることで、毛根に悪影響を及ぼし、薄毛が進行します。
つまり、DHTの感受性が強い体質の人が禿げやすいということです。
男性ホルモンが活発でも、DHTに変換されにくい体質なら薄毛にはなりにくいと言えるでしょう。
禿げてる人は恋愛で不利ですか？
見た目に自信が持てないと恋愛に対して消極的になりがちですが、恋愛が上手くいくかどうかは見た目だけでは決まりません。
髪の量よりも、清潔感・積極性・コミュニケーション能力などのほうがはるかに重要です。
近年では、おしゃれに坊主ヘアを取り入れる男性も多く、むしろ堂々とした姿勢が好印象につながることも少なくありません。
「禿げは気持ち悪い」などと髪に対するコンプレックスを持ちすぎず、自信を持って行動することが大切です。
ハゲ防止になる食べ物はありますか？
次の栄養素を含む食べ物が効果的です。
- 髪の主成分であるケラチンを作る：タンパク質（肉・魚・卵・大豆製品など）
- 髪の成長をサポート：ビタミンB群（レバー・ナッツ類・卵黄・バナナなど）、亜鉛（レバー・赤身肉など）
- 血行を促進する：ビタミンE（ナッツ類・アボカドなど）
まとめ
薄毛や禿げには、遺伝・生活習慣・ストレス・頭皮環境など、さまざまな要素が関わっています。
しかし、適切なヘアケアや生活習慣の見直し、必要に応じた治療をおこなうことで、大きく進行を遅らせることが可能。
症状が気になり始めたら、早めに対策をおこなうことが重要です。
