AGAを発症したら終わりって本当…?
AGAになったら一生治らないの…?
AGA(男性型脱毛症)は一度発症すると進行し続けるため、このような不安を持っている人も多いでしょう。
しかし、適切な治療をすれば進行を遅らせることは可能です。
本記事では、AGA発症のきっかけや発症したら終わりと言われる理由、発症後の治療法、発症の予防法などについて詳しく解説します。
AGAは自然治癒や完治はせず、治療にも時間がかかるもの。
その上過度に不安を煽る広告も多いので「発症したら終わり」というイメージを持つ人も少なくありません。
しかし、根気よく治療を続ければ進行を遅らせたり症状を改善させることはできます。
処方薬・メソセラピー・植毛など、自分に合った治療に取り組むことが大切です。
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新千歳クリニックAGAコラムサイトは医学的、専門的な内容のため新千歳クリニック理事長の宮井保尚監修の元制作しております。
経歴:久留米大学医学部医学科卒業
資格:日本整形外科学会認定専門医、日本整形外科学会認定リハビリ医、日本リハビリステーション学会専門医、日本人工関節学会認定医
所属:日本美容皮膚科学会
当院のAGA外来
新千歳クリニックではAGA治療薬としてフィナステリド錠、デュタステリド錠、ミノキシジル配合外用液を取り扱っております。
薄毛・抜け毛にお悩みの方はお気軽にご相談ください。



クリニック名 | 新千歳クリニック |
---|---|
住所 | 〒066-0026 北海道千歳市住吉4丁目2−3 |
アクセス | 千歳駅から車•バス8分「青葉中学校前」停 徒歩1分 無料駐車場 40台 |
電話番号 | 0123-22-8600 |
Web予約 | Web予約はこちら |
カンセリング料金(30分) | 1,100円(税込み) |
フィナステリド1箱28錠 | 3,740円(税込み) |
デュタステリド1箱30錠 | 4,070円(税込み) |
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そもそもAGAとは?

AGA(男性型脱毛症)とは、男性ホルモンの影響によって毛髪が徐々に細くなり、最終的に生えなくなる脱毛症の一種です。
これは遺伝的要因やホルモンバランスの影響が大きく、進行パターンは以下のように分類されます。

軽度 | 生え際や頭頂部の毛髪が少し薄くなり始める。 抜け毛が増えたと感じることが多い。 |
中度 | 薄毛が目立つようになり、頭皮が透けて見える状態になる。 分け目がはっきりしてくる。 |
重度 | 毛髪がほとんど、もしくはまったく残っていない状態になる。 自然な回復はほぼ期待できない。 |
AGAは進行型の脱毛症であり、放置すると悪化してしまいます。
しかし、早い段階で適切な治療をおこなえば進行を遅らせることが可能です。
AGAを発症してしまうきっかけは?

AGAの発症にはさまざまなきっかけが関係していますが、主に以下の5つの要因が影響すると考えられています。
- 家族からの遺伝
- ヘアサイクルの乱れ
- 生活習慣の乱れ
- 飲酒・喫煙をしている
- 加齢
以下でその5つの要因の詳細を解説します。
家族からの遺伝
AGAは遺伝的な要因が強く、特に父親や祖父が薄毛の場合に発症リスクが高まります。
AGAの遺伝的影響に関係しているのは、5αリダクターゼという原因物質です。
5αリダクターゼとは?
5αリダクターゼとは、体内でテストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換する酵素の一種です。
DHTは毛根に影響を与え、特にAGAを引き起こす要因とされています。
5αリダクターゼの活性が強い家系の人は、それが遺伝してDHTが多く生成され、AGAを発症しやすくなります。
ヘアサイクルの乱れ
通常、毛髪は以下のように成長期(約2〜6年)・退行期(約2週間)・休止期(約3~4ヶ月)を繰り返します。

成長期 | 2~6年ほどかけて毛髪が成長し続ける |
退行期 | 2週間ほど毛髪の成長が止まる |
休止期 | 3~4ヶ月ほどかけ、成長を停止した毛髪が抜ける |
しかし、AGAになると成長期が数ヶ月~1年程度に短縮され、新しい髪がなかなか生えてこない、もしくは十分育たない状態に。
一方で抜け毛だけは増える状態になり、薄毛が目立つようになります。
生活習慣の乱れ
食生活の偏りや睡眠不足は、毛髪の成長に悪影響を及ぼすので気をつけましょう。
特に脂っこい食事が多いと、皮脂の分泌が過剰になり、頭皮や毛髪の状態が悪化しやすくなります。
また、生活習慣の乱れはAGA以外にも次のようなリスクがあるので注意が必要です。
AGA以外の生活習慣の乱れによるリスク
- 肥満
- 糖尿病
- 高血圧
- 動脈硬化
- 心疾患
- 肝機能障害
食生活や睡眠は健康の基本なので、AGAの症状の有無にかかわらず普段から意識しましょう。
飲酒・喫煙をしている
過度な飲酒や喫煙は血流を悪化させ、毛根に十分な栄養が行き渡らなくなるため、AGAの進行を早める可能性があります。
特に喫煙は毛細血管を収縮させ、毛根への酸素供給を阻害するので注意が必要です。
タバコとお酒には、薄毛・AGA以外にも次のようなリスクがあります。
薄毛・AGA以外にもこんなリスクがある
タバコ | 肺がん、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞 |
飲酒 | 肝硬変、高血圧、動脈硬化、脳卒中 |
タバコとお酒は、全身に深刻な健康リスクをもたらす可能性があるもの。
タバコについては禁煙し、お酒は適量を守るように心がけましょう。
加齢
年齢とともにホルモンバランスが変化し、AGAを発症しやすくなります。
特に40代以降は男性ホルモンの影響を受けやすくなり、抜け毛が加速する傾向にあります。
若いうちはAGAとは無縁だと思っていても、加齢とともに症状が現れることもあるため注意が必要です。
AGAを発症したら終りと言われる理由

AGAが「発症したら終わり」と言われる理由には、主に次の4つがあります。
- 自然治癒しない
- 継続的な治療が必要
- 即効性のある治療薬・治療方法がない
- 過度に不安を煽る広告が多いから
自然治癒しない
AGAは放置やセルフケアで自然に治癒することはありません。
むしろ時間とともに進行していくため、適切な治療をしなければどんどん悪化してしまいます。
最終的に薄毛が悪化するとどうなる?
薄毛は以下の順で進行していき、最終的に毛根が完全に死滅することもあります。
- 軽度:抜け毛が増え、髪がやや薄くなり始める
- 中度:頭頂部やこめかみを中心に薄毛が目立つようになる
- 重度:毛根が完全に死滅し、ほとんど髪が残らない
重度の段階まで進み毛根が死滅すると、毛髪の再生能力が失われるため植毛以外での解決が不可能に。
薄毛が気になり始めたら放置せず、早めに対策を始めることが肝心です。
継続的な治療が必要
AGAの治療は長期間の継続が必要であり、途中でやめると再び進行してしまうことがほとんど。
AGA治療に要する期間は、治療の種類や症状の進行度によって変わりますが、おおよそ6ヶ月~1年はかかることが一般的です。
AGA治療は平均どのくらいの期間かかる?
AGAの治療法ごとの治療期間の目安は、以下のとおりです。
- フィナステリド:1年以上
- デュタステリド:1年以上
- ミノキシジル外用:1年以上
- ミノキシジル内服:1年以上
- メソセラピー:6ヶ月~1年
- 植毛:6ヶ月~1年
AGAは短期間ですぐに改善されるものではないので、根気よく治療を続けていきましょう。
即効性のある治療薬・治療方法がない
現在の医療ではAGA治療に即効性はなく、効果が出るまで数ヶ月はかかることが一般的です。
そのため、一度発症したらすぐに髪が生えることは期待できないのは事実。
ただし、次の方法で治療効果を高め、早めに治療を終わらせることは可能です。
- 抜け毛予防の薬・発毛促進の薬・メソセラピーのうち複数を併用し、効果を高める
- 植毛ですぐに見た目を改善する
できるだけ早く治したい人は、 クリニックでカウンセリングを受け、最適なプランを相談してみましょう。
過度に不安を煽る広告が多いから
「今すぐ治さないと手遅れになる」というような広告が多いため、AGAを発症したら終わりというイメージが広まっていることも挙げられます。
ただ、医療広告ガイドラインでは「このままだと将来髪が1本も残らなくなる・確実にハゲる」のような、恐怖心を刺激して治療を強いる表現は禁止されています。
医療広告ガイドラインとは?
医療広告ガイドラインとは、厚生労働省が定めた医療機関の広告に関するルールです。
2018年に施行された改正医療法で、医療機関の広告規制が強化されました。
このガイドラインの目的は、誇大広告や虚偽広告を禁止し、患者が正確な情報をもとに医療を選択できるようにすることです。
AGAは適切な治療をおこなえば進行を遅らせることが可能なので、正確な医療情報を見極め、自分に合った治療を選択するようにしましょう。
AGAを発症した時の治療法

AGAの治療法には、主に次の4つがあります。
- フィナステリドなどの内服薬
- 外用薬
- メソセラピー
- 植毛・地毛植毛
AGAを発症した場合に、まず利用して欲しいのがフィナステリドなどの内服薬ですが、他にもおすすめしたいものがございますのでこちらも確認してください。
フィナステリドなどの内服薬
AGA治療の内服薬には、抜け毛予防に効くフィナステリドとデュタステリド、および発毛促進に効くミノキシジル内服薬があります。
それぞれの内服薬の値段と副作用は、次のとおりです。
AGA治療薬 | 値段の相場 | 副作用 |
---|---|---|
フィナステリド | 月7,000円~10,000円程度 | 性欲減退、勃起不全、射精障害など |
デュタステリド | 月9,000円~13,000円程度 | 性欲減退、勃起不全、射精障害など |
ミノキシジル内服薬 | 月5,000円~15,000円程度 | 動悸、めまい、倦怠感、皮脂の過剰分泌など |
抜け毛予防と発毛促進の両方に取り組みたい方は、フィナステリドorデュタステリド+ミノキシジル内服薬というように併用も可能です。
フィナステリドなどのAGA薬は、自宅に居ながら受診できるオンライン診療がおすすめ。
下記のリンクからおすすめのAGAオンラインクリニック一覧を確認できるので、ぜひ参考にしてください。
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外用薬
AGA治療の外用薬には、発毛促進に効くミノキシジル外用薬・ロゲイン・アロビックスがあります。
それぞれの外用薬の値段と副作用は、次のとおりです。
AGA治療薬 | 値段の相場 | 副作用 |
---|---|---|
ミノキシジル外用薬 | 月5,000円~7,000円程度 | 頭皮のかゆみ、発赤、かぶれ、動悸、めまいなど |
ロゲイン | 月3,000円~6,000円程度 | 頭皮のかゆみ、発赤、かぶれ、動悸、めまいなど |
アロビックス | 月1,000円~2,000円程度 | 頭皮のかゆみ、発赤など |
ロゲインについては国内未承認のため、外用薬についてはミノキシジル外用薬を用いることが一般的です。
アロビックスは円形脱毛症の場合に使用されます。
メソセラピー
メソセラピーは、頭皮に成長因子などを直接注入する治療法です。
対面診療でないと受けられませんが、ダイレクトに毛根に作用するため、強い発毛促進効果が期待できます。
内服薬や外用薬と併用でき、副作用が少ないのも大きなメリットです。
植毛・地毛植毛
AGAの症状が重度で毛髪がほとんど残っていない場合は、「植毛」「地毛植毛」が有効です。
植毛も物理的な治療法なので、対面での受診が必要になります。
植毛と地毛植毛には、次のような違いがあります。
植毛 | 人工的に作られた合成繊維の毛髪を頭皮に移植する方法 |
地毛植毛 | 自分の毛髪を後頭部などから移植する方法 |
特に、地毛植毛には次の2つのメリットがあるのでおすすめです。
- 定着すれば半永久的に髪を維持できる
- 自分の毛髪なので拒絶反応の心配がない
重度のAGAは服薬では治療できず植毛で物理的に対処する必要がありますが、高い効果が得られるのでぜひ検討してみてください。
AGAの発症を予防する4個の方法

AGAの発症を防ぐには、生活習慣の改善が重要です。
特に次の4つの要素が大きく関係しており、これらを意識することでAGAの予防が可能です。
- 十分な睡眠を取る
- 禁酒・禁煙をする
- ストレス発散をする
- 食事バランスを整える
十分な睡眠を取る
睡眠中には成長ホルモンが分泌され、毛髪の成長を助けます。
逆に、慢性的な睡眠不足はホルモンバランスを崩し、AGAの進行を早める要因となる可能性があります。
特に22時から2時の間は成長ホルモンの分泌が活発になるため、この時間帯に質の良い睡眠を取ることが理想的です。
年代ごとの適切な睡眠時間は、次のとおりです。
日々規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠を確保しましょう。
禁酒・禁煙をする
アルコールの過剰摂取や喫煙は血流を悪化させ、毛根への栄養供給を妨げる可能性があります。
特に喫煙は血管を収縮させ、毛根細胞に必要な栄養が届かなくなるため注意しましょう。
また、過度な飲酒も肝臓に負担をかけホルモンバランスを乱す要因となるため、AGAの進行を助長する可能性があります。
ストレス発散をする
強いストレスは自律神経やホルモンバランスを乱し、AGAの発症リスクを高める要因となります。
ストレスが続くと血流が悪化し、毛根への栄養供給が不十分になるからです。
そのため、適度な運動や趣味の時間などを確保し、こまめにストレスを発散することが大切。
リラックスする時間を意識的に作ることで、毛髪の健康を守りましょう。
食事バランスを整える
毛髪の健康には栄養バランスの良い食事が欠かせません。
薄毛に効く栄養素と、おすすめの食材は以下のとおりです。
薄毛に良い栄養素・食材について
栄養素 | 栄養素が含まれている食材 |
---|---|
タンパク質:毛髪の主成分「ケラチン」の材料になる | 肉類、魚、タマゴ、豆類、乳製品など |
亜鉛:毛髪の合成を助け、抜け毛を抑える | 肉類、全粒穀物、豆類など |
鉄分:頭皮や毛根への酸素供給を促進 | レバー、赤身肉、ほうれん草、納豆、豆腐、タマゴなど |
ビタミンB群:皮脂の調整、毛母細胞の活性化 | 肉類、魚、タマゴ、レバー、乳製品など |
ビタミンD:毛包の成長を促し、脱毛を防ぐ | 魚、卵黄、キノコ類、チーズ、レバーなど |
ビタミンE:血行促進・抗酸化作用で頭皮環境を改善 | ナッツ類、アボカド、ほうれん草など |
オメガ3脂肪酸:頭皮の炎症を抑え、健康な髪を維持 | 青魚(サーモン・マグロ・イワシ・サバ)、くるみ、ヘンプシード、チアシードなど |
イソフラボン:男性ホルモンの影響を和らげる | 枝豆、きな粉、豆腐、納豆、豆乳など |
特に、タンパク質・亜鉛・ビタミンが不足すると毛髪の成長が妨げられる可能性があるため、積極的な摂取を心がけましょう。
AGAの発症についてよくある質問

AGAの発症に関するよくある質問について回答します。
- AGAを発症したらやめた方がいいことはありますか?
- AGAを自力で治す方法はありますか?
- AGA治療で後悔することはありますか?
- AGA治療はしないほうがいい?
- AGAが完治した人はいる?
AGAを発症したらやめた方がいいことはありますか?
AGAを気にするあまり、過度なヘアセットやカラーリング、過剰なシャンプーをしないようにしましょう。
毛髪に負荷をかけ、かえって症状が悪化する可能性があります。
また、強い刺激を与えるマッサージや、極端なダイエットも毛髪に悪影響を与えるため控えましょう。
AGAを自力で治す方法はありますか?
現時点ではAGAを自力で完治させる方法はありませんが、生活習慣の改善によって進行を遅らせることは可能です。
特に、食生活の見直しや睡眠時間の確保、ストレス管理を意識することで、頭皮や毛髪の健康を維持しやすくなります。
AGA治療で後悔することはありますか?
AGA治療は長期間の継続が必要であり、治療をやめると再び薄毛が進行しやすくなります。
そのため、短期間で効果が出ないからと投げ出さず、しっかり続けていくことが大切です。
中途半端な状態でやめると効果が出ない一方で費用だけが無駄になり、後悔してしまいます。
AGA治療はしないほうがいい?
AGA治療は、薄毛を進行させたくない人にとって有効な選択肢です。
ただし、長期間継続する必要があるため、経済的負担やライフスタイルに合わせて判断することが大切です。
AGAの進行が気になる場合は、早めに専門医に相談すると良いでしょう。
AGAが完治した人はいる?
現時点ではAGAを完全に治す方法は確立されていません。
治療によって抜け毛を抑えたり、発毛を促進したりすることは可能ですが、治療をやめると再び症状が進行するケースがほとんどです。
そのため、AGAの完治というよりも、長期的なケアを続けることが重要になります。
まとめ
AGAは一度発症すると進行し続けるため、「発症したら終わり」と言われることが多いもの。
しかし、適切な予防や治療をおこなえば、進行を遅らせることができます。
生活習慣の見直しや医療機関での治療を組み合わせながら、AGAと上手く付き合っていくことが大切です。