眼瞼下垂治療(保険適用)

眼瞼下垂治療とは

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたが正常に開かなくなる状態を指します。
この状態になると、視野が狭くなったり、目が重く感じたり、疲れやすくなることがあります。
原因は生まれつきの場合もあれば、加齢や外傷、長期間のコンタクトレンズ使用などによるものもあります。

眼瞼下垂の治療は、主に手術によって行われます。
手術の目的は、まぶたを正常な位置に戻し、視野を確保することです。

当クリニックでは、視覚機能の改善を目的とした手術のみ行なってりますので、医療保険が適用されます。
術後は、腫れや痛みが出ることがありますが、通常は数週間で回復します。

眼瞼下垂治療のここがポイント

ポイント
保険適用のため、費用が抑えられる

当クリニックでは保険適用になる症例のみ行なっていますので、両目でも¥50,000未満で施術を受けていただけます。

ポイント
新千歳クリニックならではのデザイン

保険適用の施術でも、症状の改善だけでなく、見た目の美しさにも留意して施術いたします。

執刀医

宮井 保尚 [医師・理事長]

日本美容皮膚科学会 所属

当院での眼瞼下垂の日帰り手術

眼瞼下垂を根本的に治すには手術が必要です。
手術自体は片目だけの場合30分程度、両目同時の手術でも60分程度で終わり、日帰りで行います。
当院では、下垂を治すだけではなく、なるべく自然な仕上がりになるように配慮しております。
患者様の都合に合わせて両眼同時か片眼ずつか選んでいただきます。
※10~30才代で病的な眼瞼下垂を発症されている方はまれな為、当院では50~80才代の方に手術を行うことがほとんどです。

当院の眼瞼下垂治療の特長

特長
保険適応

美容目的の二重術などと異なり、眼瞼下垂(症)は見づらいなどの目の不調や肩こり・頭痛などの体の不調につながる病気です。
そのため手術は健康保険が適用になります。
手術後のまぶたの状態については、なるべく自然な仕上がりになるように配慮しております。

特長
日帰り

眼瞼下垂の手術にはさまざまな方式があります。
当院で実施している手術については、患者さんに負担の少ない施術方法により、原則入院のない日帰り手術です。

特長
時間は片目30分ほど

手術時間は、片目だけの場合30分程度、両目を同日に行う場合でも60分程度です。
手術後はしばらく安静にした後、スタッフがお体の状態を確認し異常がなければご帰宅いただけます。

眼瞼下垂の手術方法

皮膚・眼輪筋切除

加齢などの理由により、皮膚が弛んでしまい眼瞼下垂をおこしているケースに適する手術法です。
弛んでしまった皮膚をある程度切り取ってしまうことで、弛みを解消します。

ミュラー筋タッキング

上まぶたの内側にはまぶたを上げるための上眼瞼挙筋とよばれる筋肉がありますがその先端には挙筋腱膜という硬い膜が存在しており、まぶたの裏側の間にはミュラー筋と呼ばれる柔らかい筋肉があります。
この方式では、硬い挙筋腱膜からミュラー筋をはずし、柔らかいミュラー筋のみをたぐりよせることで、緩んでしまったまぶたに締まりを取り戻します。
柔らかい筋肉のみをたぐりよせ(タッキング)るため、術後の目が自然な形になりやすいという特長があります。

皮膚・眼輪筋切除+ミュラー筋タッキング

症状により皮膚・眼輪筋切除とミュラー筋タッキングを組み合わせて手術を行う場合もあります。

ダウンタイム期間(皮膚の状態がある程度回復するまでの期間)

約2週間

手術の流れ

STEP
診療

まぶたが下がって開きづらい、まぶたがかかって上方や外側の視界が狭く感じるなどの症状を感じたら、眼瞼下垂が疑われます。
まずはご来院ください。
診断を行い、症状や程度に合わせた最適な治療方法を提案します。

STEP
ご予約

医師やスタッフとご相談の上、手術が決まったら手術日を予約します。

STEP
術前の検査

手術前の検査として、採血検査を行います。

STEP
手術当日

予約の日時に少し余裕をみてご来院ください。
服装は日常のもので大丈夫です。
また毎日服用しているお薬については通常通りお飲みください。
当日はお化粧せずにご来院ください。
なお手術後はガーゼをあてた状態でお帰りいただきますので、ご自分での運転は不可となります。

STEP
局所麻酔

手術は局所麻酔にて行います。

STEP
手術

症状にあわせた方法での手術を開始します。
執刀そのものの時間は方式によって異なりますが、片目でおよそ30分程度、両目では60分程度で完了します。

STEP
ご帰宅

軽く手術部位をアイシングしながら10~15分程度お休みいただいた上で異常がなければご帰宅頂けます。

STEP
手術翌日

手術翌日にはご来院いただき、診察をして異常がないかを執刀医が確認いたします。

費用(保険適用)

1割負担2割負担3割負担
片目約10,000円約20,000円約28,000円
両目約16,000円約32,000円約50,000円

手術のリスク・副作用

出血・感染・ドライアイ・兎目(目がしっかり閉じられなくなる状態)・眼瞼下垂症の再発

眼瞼下垂手術に関するQ&A

手術は健康保険が受けられますか?

はい。
眼瞼下垂は健康保険適用となっていますので、患者さんのご負担は自己負担分のみです。
また入院なしの日帰り手術ですので、入院費などのご心配もありません。
ただし、美容目的の方は当院では施術できません。

手術時間はどのぐらいですか?

当院で対応している手術にはいくつかの方式があり、それぞれで時間は異なります。
ただどの方式でも前後をあわせておよそ1時間程度とお考えください。

手術日の注意点はありますか?

お食事や毎日服用されているお薬はすませてご来院ください。
服装は前あきの服が良いです。
なお当日お化粧はお控えください。
手術後はガーゼをあてた状態でご帰宅いただきますので、ご自身での運転はお控えください。
念のためご家族の方と一緒にご来院いただくことをお勧めしております。

手術終了当日の注意点はありますか?

当日の入浴や洗顔はお控えいただきます。
翌々日(2日後)からは洗顔、洗髪等が可能ですが、力を入れて患部を洗わないようにご注意ください。
手術後はある程度の腫れが生じます。ご家庭でも衛生に注意した上でアイシングをしていただくと腫れに対して効果的です。
ただしアイシングの効果がでるのは手術当日と翌日程度で、その後は効果を期待できません。

術後の腫れはどのぐらい続きますか?

個人差がありますが、一般的には手術部分の内出血のような腫れは1週間程度、目の周りの腫れは1か月程度でおさまります。