凍結肩ってどんな病気?治療法はある?
凍結肩(とうけつかた)、または肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)は、肩関節の可動域が制限され、痛みを伴う状態を指します。
一般的には「五十肩(ごじゅうかた)」とも呼ばれ、特に中年以降に多く見られます。
凍結肩の特徴
凍結肩の治療法
凍結肩は時間とともに自然に改善することが多いですが、適切な治療とリハビリを行うことで回復を早めることができます。
症状が出た場合は、早めに医師の診断を受けることをお勧めします。
凍結肩の治療法「マニピュレーション」とは
凍結肩(肩関節周囲炎)の治療法の一つに「マニピュレーション」があります。
これは、肩関節の可動域を回復させるための手技療法で、特に関節が硬直し、他の治療法が効果を示さない場合に行われることがあります。
マニピュレーションの概要
マニピュレーションは、医師や専門の治療者が肩関節を無理に動かすことで、関節の可動域を改善する治療法です。
これには以下のステップが含まれます。
- 麻酔の使用
- 患者は全身麻酔または局所麻酔を受け、治療中の痛みを感じないようにします。
- 肩関節の操作
- 麻酔が効いている間に、治療者が肩を慎重に動かし、関節包や筋肉の硬直を解消します。
- 急激な動きを伴うため、関節包の癒着を断裂させ、可動域を広げることが目的です。
マニピュレーションの利点
マニピュレーションのリスクと考慮点
マニピュレーションは、他の治療法で効果が見られない場合や、迅速な可動域の改善が必要な場合に選択される治療法です。
この治療を受ける際は、経験豊富な医師の下で行うことが重要であり、その後のリハビリテーションも併用することで、より良い結果が得られるとされています。
治療を検討する場合は、医師と十分に相談し、リスクと利点を理解することが大切です。
マニピュレーションの方法には種類がある?
凍結肩の治療におけるマニピュレーション(徒手操作法)にはいくつかの種類やアプローチがあります。
それぞれの方法は、具体的な症状や患者の状態によって選択されることがあります。
以下に、一般的なマニピュレーションの種類を紹介します。
全身麻酔下でのマニピュレーション
この方法は最も一般的であり、以下の手順に従います。
関節鏡視下マニピュレーション
これは、マニピュレーションに関節鏡(内視鏡)を併用する方法です。
局所麻酔下でのマニピュレーション
全身麻酔を避けたい場合や軽度の症例に対しては、局所麻酔を使用することもあります。
4. ソフトティッシュリリース(軟部組織解放)
これは、筋肉や腱などの軟部組織に焦点を当てた方法です。
マニピュレーションの方法には、全身麻酔下、局所麻酔下、関節鏡視下、軟部組織解放などの種類があります。
各方法には利点とリスクがあり、患者の症状や全身状態に応じて最適な方法が選ばれます。
治療の決定は、医師と十分な相談の上で行うことが重要です。
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