擦過傷
擦過傷(さっかしょう)は、皮膚表面が擦りむかれた傷のことを指します。
例えば、転んで肘や膝を擦りむいたり、摩擦によって皮膚が磨り減ってできる傷などが該当します。
擦過傷は、浅い傷であるため出血が少なく、痛みや熱感、腫れなどが生じる場合があります。
また、清潔に保たないと、感染症を引き起こす可能性があります。
擦過傷の治療には、以下のような方法があります。
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傷口の洗浄:清潔な水で擦過傷を洗浄することが大切です。傷口から異物が取り除かれるように、軽く押したりすることで、傷口内の異物を取り除きます。
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抗生物質の塗布:擦過傷を保護し、感染を予防するために抗生物質の塗布を行うことがあります。ただし、医師の指示に従って使用するようにしてください。
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消毒剤の使用:消毒剤を使用して、傷口を清潔に保ちます。ただし、アルコール消毒液などの強い消毒剤は、傷口に刺激を与え、痛みを引き起こすことがあるため、注意が必要です。
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布や包帯で保護:擦過傷に布や包帯を巻くことで、傷口を保護し、清潔に保ちます。
擦過傷の程度によって治療法が異なります。
深い傷であった場合や感染症が疑われる場合は、医師の診断を受けるようにし、適切な治療を行うようにしてください。