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ドケルバン病

ドケルバン病は、手や指の筋肉や神経に障害が生じることで、手指のこわばり、痛み、しびれなどの症状が現れる疾患です。

手指のドケルバン病は、手の使い過ぎや強い圧迫、振動などが原因となって発症することが多いとされています。

 

また、手首を常に曲げたままの作業を繰り返す職業(例えばピアニスト・パソコン作業など)を行う人にも発症しやすいとされています。

手指のドケルバン病の治療には、まずは症状を引き起こしている原因を取り除くことが重要です。

その後、痛みの緩和や手指の機能回復を目的として、運動療法やリハビリテーションなどの治療が行われることがあります。

 

必要に応じて、鎮痛剤や炎症を抑える薬なども用いられます。

 

症状

 

ドケルバン病の症状は、以下のようなものが挙げられます。

 

  • 手指のこわばり:手指が硬くなり、曲げ伸ばしにくくなることがあります。
  • 痛み:手指に痛みが生じることがあります。特に、手首を曲げたままの作業を行うと痛みが増すことがあります。
  • しびれ:手指がしびれることがあります。
  • 指の力の低下:手指の力が弱くなることがあります。例えば、ものをつかむ力が弱くなることがあります。
  • 指の形態の変化:手指の形態が変化することがあります。例えば、指が曲がってしまうことがあります。

 

これらの症状が出た場合は、早めに医師の診察を受けることが重要です。

 

診断

 

ドケルバン病の診断には、以下のような方法があります。

 

1.身体的検査:医師が手指や手首を調べ、痛み、こわばり、しびれなどの症状を確認します。また、手指の形態の変化も確認します。

2.神経学的検査:神経学的な検査を行い、筋力や感覚の低下などを評価します。

3.画像検査:手首や手指のX線検査やMRI検査を行い、骨や筋肉、神経の異常を確認することがあります。

これらの検査を総合的に行うことで、ドケルバン病の診断が行われます。

 

診断結果に基づいて、適切な治療法が選択されます。

 

治療

 

ドケルバン病の治療には、以下のような方法があります。

 

1.原因の取り除き:ドケルバン病の原因となる作業や動作を減らす、休息を取る、姿勢の改善などを行い、手指や手首にかかる負担を軽減します。

2.運動療法:運動療法やリハビリテーションにより、手指の筋肉を強化することで、手指の機能の改善や症状の緩和を図ることができます。

3.鎮痛剤や炎症を抑える薬:痛みや炎症を抑える薬を用いることで、痛みや炎症の緩和を図ることができます。

4.手術治療:手指のドケルバン病が重度である場合には、手術治療が必要になることがあります。手術により、手指の神経や筋肉を修復したり、圧迫を緩和することができます。

 

治療法は症状の重症度や原因、患者の年齢などによって異なります。

早めの診断と治療を行うことで、ドケルバン病の症状の改善が期待できます。

 

リハビリテーション

 

ドケルバン病のリハビリテーションには、以下のような方法があります。

 

1.ストレッチ:手指や手首の筋肉を伸ばすストレッチを行うことで、手指の可動域を拡大し、こわばりを改善することができます。

2.筋力トレーニング:手指の筋肉を強化するトレーニングを行うことで、手指の機能の改善や、手指を使った日常生活動作の改善が期待できます。

3.物理療法:温湿布、氷、電気刺激などの物理療法を行うことで、手指の痛みやこわばりを緩和することができます。

4.日常生活動作の訓練:日常生活で行う手指の動作を再学習する訓練を行うことで、手指の機能を改善することができます。

5.指導:正しい姿勢や動作を指導することで、手指への負担を軽減することができます。

 

ドケルバン病のリハビリテーションは、個人に合わせたプログラムを作成し、長期的に継続的なトレーニングが必要となります。

理学療法士によるリハビリテーションプログラムの実施が必要です。

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