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コラム
理学療法士が伝えたい「正しい身体の使い方」 腰痛や肩こり、膝の痛みなど、多くの人が日常生活で体の不調を経験します。その原因の一部は、実は「身体の使い方の癖」にあります。理学療法士は身体機能の専門家として、患者のリハビリだけでなく、予防の観点からも「正しい身体の使い方」を伝えることを大切にしています。ここでは、日常生活で意識したいポイントを紹介します。 姿勢の基本を整える 長時間のデスクワークやスマホの使用は、猫背や反り腰の原因となり、首や腰に大きな負担をかけます。正しい姿勢の基本は「耳・肩・骨盤が一直線に ...
29.理学療法士のキャリアアップと専門領域(認定・専門理学療法士など)
理学療法士のキャリアアップと専門領域(認定・専門理学療法士など) 理学療法士は国家資格を取得した時点で臨床現場に立つことができますが、その後も学びを深め、専門性を高めていくことが求められます。キャリアアップの方法は多岐にわたり、臨床・研究・教育といった進路の中で、自身の興味や強みを活かして発展させることが可能です。ここでは特に、認定理学療法士・専門理学療法士制度を中心に、キャリア形成のポイントを紹介します。 認定理学療法士とは 「認定理学療法士」は、日本理学療法士協会が認定する資格で、特定領域における基礎 ...
海外と日本の理学療法制度の違い 理学療法士(PT)は世界共通の専門職ですが、その制度や養成課程、職域には国ごとに大きな違いがあります。ここでは、日本と海外(主に欧米諸国)における理学療法制度の相違点を整理してみます。 資格取得までの道のり 日本では、理学療法士になるために厚生労働省が指定する大学・専門学校で3〜4年間学び、国家試験に合格する必要があります。学士号が必須ではなく、専門学校卒業でも受験資格を得られる点が特徴です。 一方、欧米諸国では学士号取得が基本で、近年は修士課程や博士課程に進むことが標準化 ...
ロボット・AI技術と理学療法の未来 近年、医療分野ではテクノロジーの導入が急速に進んでおり、理学療法においてもロボットやAI技術が注目を集めています。従来の人間によるマンツーマンのリハビリに加え、これらの技術を活用することで、より効率的で安全、かつ患者一人ひとりに適したリハビリが可能になると期待されています。本記事では、理学療法とロボット・AI技術の融合が描く未来像を考えてみます。 リハビリロボットの活用 リハビリロボットは、下肢麻痺や脳卒中後の歩行障害などを対象に開発が進められています。歩行支援ロボット ...
以下、最新(概ね近年)の研究・エビデンス動向を踏まえて「理学療法における最新のエビデンス・研究動向」について1000字程度の記事を作りました。 理学療法における最新のエビデンス・研究動向 理学療法の分野では、臨床の現場でより効果的・効率的な介入が求められる中、エビデンス(科学的根拠)の蓄積と応用がますます注目されています。ここ数年で目立つ研究テーマやトレンドを整理し、今後の臨床にどう活かせるかを考えてみます。 注目されている研究テーマ 徒手理学療法(Manual Therapy)のエビデンス強化日本国内で ...
地域での健康づくり教室と理学療法士の活動 高齢化が進む現代社会では、病気やけがの治療にとどまらず、「健康寿命」をいかに延ばすかが重要なテーマとなっています。その一環として全国各地で開催されているのが、地域住民を対象とした健康づくり教室です。この場で中心的な役割を担う職種の一つが、理学療法士(PT)です。理学療法士は医療機関だけでなく、地域社会においても住民の健康維持・増進に貢献しています。 健康づくり教室の目的 健康づくり教室は、介護予防や生活習慣病予防、転倒防止などを目的に実施されます。参加者は高齢者が ...
職場復帰・社会参加を支援する理学療法 病気やケガによって身体機能が低下すると、日常生活に支障が出るだけでなく、職場や地域での役割から一時的に離れざるを得ないことがあります。長期療養や入院を経た後に「再び仕事に戻れるだろうか」「地域での活動に参加できるだろうか」と不安を抱える人は少なくありません。こうした場面で大きな力となるのが理学療法です。理学療法士は身体機能の専門家として、単に動けるようにするだけでなく、「再び社会で自分らしく生きる」ことを支援しています。 1. 職場復帰に向けた理学療法 職場復帰を目指 ...
介護保険制度と理学療法:知っておきたい基礎知識 日本は超高齢社会を迎え、介護保険制度は高齢者やその家族にとって欠かせない仕組みとなっています。しかし、「介護保険でどんなサービスが使えるのか」「理学療法士がどのように関わるのか」を詳しく知っている人は意外と少ないかもしれません。ここでは、介護保険制度の概要と理学療法の位置づけをわかりやすく解説します。 1. 介護保険制度の基本 介護保険制度は、40歳以上の国民が加入し、介護が必要になったときにサービスを受けられる仕組みです。原則65歳以上の高齢者は、要介護認 ...
地域包括ケアにおける理学療法士の役割 日本は超高齢社会を迎え、医療・介護・福祉が一体となって高齢者を支える仕組みが求められています。その中心的な取り組みが「地域包括ケアシステム」です。これは、高齢者が可能な限り住み慣れた地域や自宅で自分らしい生活を続けられるよう、医療・介護・予防・生活支援が包括的に提供される体制を指します。その中で、理学療法士は身体機能の専門家として重要な役割を担っています。 1. 地域包括ケアと理学療法士の関わり 地域包括ケアは、病院だけでなく在宅や施設、地域のコミュニティを舞台に展開 ...
在宅生活を支える住宅改修と理学療法士の関わり 高齢化が進む日本では、「できるだけ長く住み慣れた自宅で暮らしたい」と願う方が増えています。しかし加齢や病気による身体機能の低下は、生活のしやすさや安全性に大きな影響を与えます。段差でのつまずきや浴室での転倒は、寝たきりの原因にもなりかねません。そこで重要となるのが「住宅改修」です。そして、この住宅改修の計画や実施に深く関わるのが理学療法士です。 1. 住宅改修の目的 住宅改修の目的は、利用者が自宅で安全に、できる限り自立した生活を続けられるようにすることです。 ...
