テニス肘
テニス肘とは、肘の外側にある上腕骨外側上顆(じょうわんこつがいそくじょうか)に痛みを生じる病気です。
肘を使った動作を繰り返すことで、腱や筋肉が繰り返し負担を受けることによって、腱の付着部に炎症が生じることが原因とされています。
テニス肘は、名前にテニスがつくように、テニスをすることによって発症することが多いとされています。
しかし、テニス以外にも、ゴルフや野球、バドミントンなどのスポーツや、パソコン作業や組み立て作業などの日常的な動作でも発症することがあります。
症状
テニス肘の症状は、肘の外側に痛みが生じることが一般的です。
この痛みは、腕を曲げたり伸ばしたりする際に強くなることがあります。
痛みは、日常生活やスポーツなどの活動を行う際に悪化する傾向があります。
以下に、テニス肘の主な症状をいくつか挙げます。
- 肘の外側に痛みが生じる。
- 腕を曲げたり伸ばしたりすると痛みが強くなる。
- 持ち上げることが難しくなったり、力を入れることができなくなったりすることがある。
- 手首や前腕にも痛みが生じることがある。
- しびれが生じることがある。
- 痛みが慢性化し、数週間から数か月以上続くことがある。
テニス肘は、テニスをすることによって発症することが多いですが、他のスポーツや日常的な動作でも発症することがあります。
症状がある場合には、早めに医師に相談することが重要です。
診断
テニス肘の診断は、主に身体検査と症状に基づいて行われます。
以下に、一般的なテニス肘の診断方法をいくつか挙げます。
- 身体検査
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医師は、痛みを引き起こす動作を行わせたり、肘の周囲の圧痛を確認することで、テニス肘の可能性を判断します。
- X線検査
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X線検査によって、骨に異常がないかどうかを調べます。
- MRI検査
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MRI検査によって、腱や筋肉の損傷の程度を確認することができます。
- 超音波検査
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超音波検査によって、腱や筋肉の損傷の程度を確認することができます。
テニス肘の診断は、症状に基づいて行われることが多く、痛みや腫れなどの症状がある場合には、早めに医師に相談することが重要です。
治療法によっては、正確な診断が必要となることもありますので、医師による診断を受けることが望ましいです。
治療
テニス肘の治療には、以下のような方法があります。
- 保護と安静
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テニス肘の症状が出ている場合には、患部を保護し、安静にすることが重要です。
しばらくの間、テニスなどのスポーツを休んだり、重い物を持ち上げたりするなどの負荷を避けるようにしましょう。 - 氷や温湿布の利用
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痛みを軽減するために、氷や温湿布を利用することができます。
痛みが強い場合には、氷を患部に当てると効果的です。 - 薬物療法
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痛みを和らげるために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの薬物療法を行うことがあります。
- 物理療法
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物理療法によって、筋肉や腱を強化し、痛みを和らげることができます。
具体的な方法としては、エクササイズ、マッサージ、ストレッチなどがあります。
当院では、以上のような方法を組み合わせてテニス肘を治療することができます。
症状の重篤さや個人差によって治療法が異なることがあるので、専門医による診断と治療を受けることが望ましいです。
また、治療後も適切なケアを行い、再発を防止することが大切です。
リハビリテーション
テニス肘のリハビリテーションには、以下のような方法があります。
- ストレッチ
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肘の筋肉をストレッチすることで、痛みを和らげ、筋肉の柔軟性を向上させることができます。
- 筋力トレーニング
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筋力トレーニングによって、肘の周りの筋肉を強化し、テニス肘の再発を防ぐことができます。
- 機能訓練
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機能訓練によって、日常生活で必要な肘の動きや姿勢を改善することができます。
- マッサージ
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マッサージによって、筋肉の緊張を緩和し、血流を促進することができます。
以上のような方法を組み合わせて、テニス肘のリハビリテーションを行うことができます。
しかし、個人差によって、リハビリテーションの方法が異なることがあります。
理学療法士による適切なアドバイスを受けながら、リハビリテーションを行うことが望ましいです。